2年ぶり大玉の茶屋復活 郷土料理と民話が魅力、新キャラお披露目

 手作りの郷土料理や民話が楽しめる大玉村の森の民話茶屋が5日、2年ぶりに営業を再開した。4日に茶屋で記念式典が行われ、関係者が地域文化を発信する貴重な施設の復活を祝った。

 

 新型コロナウイルス感染拡大の影響やメンバーの高齢化から、昨年は休業していた。式典では、店主で語り部の後藤みづほさんが「一度は諦めようと思ったが、また立ち上がることができた。支えてくださった人への感謝の思いでいっぱいです」とあいさつし、押山利一村長らが祝辞を述べた。

 

 再開に合わせて新たに茶屋のキャラクターが制作され、タヌキの「こと」とキツネの「おと」が披露された。デザインしたイラストレーターの松本悠以さんと、公募で名前に選ばれた八巻彩さん(玉井小6年)に記念品や感謝状が贈られた。

 

 また村地域おこし協力隊の小川晴喜さんと茶屋の運営メンバーが民話のミニ劇場を披露し、再オープンに花を添えた。

 

 茶屋は11月まで、完全予約制で土、日曜日に営業している。村産農産物を使った約10種類の小鉢とみそ汁が付いた「森の民話茶屋お膳」(1200円)は1日20食限定で提供している。

 

 時間は午前10時30分~午後2時30分。問い合わせは平日は村産業課(電話0243・24・8096)、土、日曜日は民話茶屋(電話0243・24・7410)へ。

 

福島民友新聞社(2022年06月13日)

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